怒りの感情と上手に付き合う 3
こんにちは。
生きづらさを手放すCARE屋 髙野彩 です。
前回はアンガーマネジメントについてのお話でした。
https://m.amebaownd.com/#/sites/670493/posts/editor/v2/6420600
アンガーマネジメントのことを書いたら、結果的に私自身の復習になっていた感じです。
アメリカでは、10代の犯罪率の減少など、成果をあげているプログラムですので、是非参考にして頂きたいと思います。
記事を読み返しながら、怒りの感情との付き合い方についてもう少しお伝えしようと思います。
*アサーションコミュニケーションについては、またの機会に書きますね。
怒りには4つの種類があるとお伝えしましたが、持続性がある怒りは過去のことを繰り返し思い出してしまう傾向が強く、記憶のコントロールに加えて怒りもコントロールをすることが難しくなっている場合が少なくないと感じています。
一時的な対応としては、記憶の繰り返しを断つことなので、深呼吸をしたり、違うことを考えたり、運動などをして、思考を断つことで繰り返しを終了させます。
でも、根本的な対策にはならないので、再び記憶が出てきてしまいます。
私の場合は、この記憶の怒りがやっかいでした。
カウンセリングを受けて、両親に対しての怒りだと気付くのですが、私の中では子どもの頃のことを記憶に残すことを自分で拒否していて、思い出すことはとても少なかったです。
また、自分の子どもが1歳の時に、父が子どもを叩いた時がありました。その時、初めて父に猛抗議をしました。効果があったのと、気持ちを伝えて成功したので、私自身が受けていた暴力に対しての気持ちは解決できたと単純に思っていました。
ところが、40歳過ぎてから患者さんから頭を叩かれたこと、知人が子どもを暴力を振るいながら育てていると聴いたことが、恐らくきっかけとなり、記憶の怒りが溢れて来ました。
当時、仕事のストレスがとても大きくて、気持ちに余裕がなかったこともあり、毎日記憶と現在の怒りで眠れなくなりました。
そこから、自分の怒りの探求を始め、カウンセリングを受けたことで、怒りを表出して減らしながら過ごすことができるようになりました。
私は、今も過去の怒りを感じた時には、自分を守りながら手放し、過去の怒りを減らしながら過ごしています。
私の怒りの元は、両親にただ愛して欲しかった・私の存在をそのまま受け入れて欲しかった、という潜在的にずっと感じていた哀しみの感情が怒りになっています。
私は、父と兄の暴力と母から卑下され拒否されたことを考えないようにして生きてきたことで、自分でも気づかずに「自分がダメだから叩かれる。認められないのは自分が悪いのだ」と思っていました。しかも、母に対しての想いは、気付いてもいなかったのです。
カウンセリングを受けたことで、暴力のことだけでなく母から愛されなかったという想いの方が、重く苦しんでいることに気付くことが出来ました。
そして、両親に求めても叶わなかった想いは、自分で自分を守り認めること、自分を大切にすることで、不要な怒りは手放すことができることが解りました。
何らかの怒りの感情を、解決出来ずに持ち続けていると思ったら、ぜひ早く手放して人生を楽しんで過ごして欲しいと願っています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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