アサーティブコミュニケーション 2
こんにちは。
生きづらさを手放すCARE屋 髙野彩 です。
今日はアサーティブコミュニケーションの具体的なやり取りをお伝えしますね。
アサーティブな会話をする時の基本姿勢は次のことです。
・相手の言動に興味関心を持つ ・相手をもっと知りたい ・私の事も知ってほしい ・心の交流を持ちたい ・何とか、解決したい ・一緒にやり遂げたい ・信頼関係を構築したい
アサーティブな会話の基本的なやり取りは、
相手の言動を受容、聴くこと ➡ 自分の言動を伝える、主張 = 自他尊重
では、具体的な会話は
「あなたのお話はわかりました」 ⇒ 「私の考えをお伝えしても良いですか」
「あなたは、~のように思うのですね」 ⇒ 「私にも説明させて頂いて良いですか」
「~ということですね」 ⇒ 「残念ながら、私は反対の意見です」
「あなたの気持ちは十分伝わりました」 ⇒ 「私はいま、とても悲しい気持ちです」
「あなたのご要望は~ですね」 ⇒ 「私にも、いくつか要望がありますので、
聞いて頂いて話し合っていきませんか」
「あなたが伝えたいことは~ですね」 ⇒ 「私の意見をはっきりお伝えしますと、
ご同意することは難しいです」
コミュニケーションで重要なことは、傾聴です。
傾聴には、受容的な傾聴と積極的な傾聴があります。
受容的な傾聴とは、聴き手が相槌を挟むことで相手が心地良く、話しやすくすることです。これは、マインドフルに話す・聴くことでもありますが、要点を絞りづらく時間がかなり必要になります。
積極的な傾聴とは、相手の話を共感的に受け止めて、確認や質問をしながら聴く方法です。話したいことと聴きたいことを双方で協力し合いながら整理しつつお互いに引き出し合う方法です。
更に話す意欲を高めていくには、相手の感情や心の動きに合わせた働きかけが必要です。
その為には、ペーシングという相手と波長を合わせて、一体感を創り出す技法があります。
ペーシングとは、
・視線を合わせる:視線を合わせて、相手が安心できる表情をする。
・動作を合わせる:速度を合わせて、相手の望むリアクションをする(うなづく・前傾姿勢など)
・語調を合わせる:相手の興味の中心を捉えた話題を選ぶ。聞き役に徹し、相手の言葉の中から必
要な言葉を選ぶ。
・言葉遣いを合わせる:相手との距離を考え、ふさわしい言葉を選ぶ。相手の感情やプライドを傷
つけない表現を考える。
語調と言葉遣いですが、
患者さんに「ご飯召し上がりましたか?」と話しかけた時にお返事がなく→「ご飯食べましたか?」→「ご飯食べた?」→「飯食った?」
やっと「食べたよ」とお返事があったことがあり、あ~丁寧だけでは伝わらないんだなぁ~と痛感したことがあります。
アサーティブなコミュニケーションは、言いたいことを我慢した、との想いを解決することで、自分の健康を守りながら信頼関係を築く方法の一つです。相手を受け入れるだけでは、自分の健康を守ることにはなりません。
相手のことを受け入れると共に、自分の主張にも誠実に対応し、どのような相手であっても対等な関係を築く為の参考になればと思います。
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