まず、お母さんを助けないと!
本日午後から虐待により亡くなった栗原心愛ちゃんお母さんの初公判のニュースを見てます。
DVや虐待をする人は、妻も子供も所有物として認識しているので、命があると認識していないことが多いので、命を危機にさらしているという概念さえない事があるのです。例えば、車や洋服など所有物は気に入らなければ、気に入るように変化させることはコストがかかるかも知れませんが簡単です。
思い通りになれば、満足が得られるでしょう。一方、人を思い通りにすることは出来ません。満足できないので、思い通りにする手段として恐怖を植え付けて、お金や人との連絡などの自由を奪い、頼れるのは自分だけだと思い込ませて支配をします。その為、ハネムーン期という超優しい時期を必ず作ります。つまり、暴力期→ハネムーン期→緊張期(緊張が高まる時期)これを繰り返します。徐々に暴力期が長くなるので、ハネムーン期が短くなると言われています。
この負のサイクルを繰り返して支配するので、DVを受けている人が必ず話す言葉は「とても優しいところがある人」「私が怒らせてしまうから悪いのは私なんです」です。
どんなに怒らせる言葉を言ったとしても、傷つけられる必要はないのです。通常は、話し合いで解決するのです。暴力以外にも、人格を否定するような言葉やおとしめるような言葉も暴力です。
でもこの言葉は、支配する為に自己肯定感を低下させて、自分がいないと生きていけないとの考えを刷り込んでいて操作しているからです。洗脳ですよね。そして、変化がないかと常にアンテナを張り巡らせています。
今すぐに逃げたいという方は実際には多くなく、迷っている方が多い、との印象があります。連絡先のカードを渡したところ、化粧ポーチに入れていて相手に気が付かれて余計に外出が難しくなったことがありました。カードなどを渡す時には、工夫するようになりました。スマホや携帯は全て確認されますから使えません。また、電源を切っていると不審に思われるが、場所を特定されるので、相談に行けないとのご相談を頂いたこともあります。
ではなぜ、危険な人だと認識できないのでしょうか。自己肯定感の低い人は、指示をしてくれる人に魅力を感じます。DVをする人は、指示をするのが上手です。人を支配したいと常にセンサーが働いていて、引きつけ合っているように思います。
DV加害をする人も被害者になる人も、ようやく離れたのに、また同じような人と親しくなることを繰り返すことが多いと言われています。被害者になる人は加害者が更生すると信じている方が多いと感じますが、価値観であり無意識に当たり前だと思っている事を更生することはまず困難です。
加害する側はせっかく支配しているのに、離れることはプライドが許さなかったり、所有物は自分が手放すまでは所有物なんです。だから執念がすごいので、「いないと生きていけない」なんて言葉を伝えるのは簡単なのです。被害者になる方は、復縁を考えると周囲からは反対されるでしょう。自分だけが味方だと思い込んでしまい、一度離れても復縁することが多くなるのです。離れる事が一番なんです。また、加害になる人は社会的に信頼の厚い人が多いです。経済的にも安定していることも復縁の理由になるのではないでしょうか。
DV被害の経験がある方は、虐待を受けている経験を持っている事が多いと言われています。是非、自分を大切にする経験をして欲しいと願います。あなたは幸せになって良いのです。
あなたと子供の命を守る為に、加害者から逃げる事は何より重要ですが、同じような経験を繰り返さない為にも自己肯定感をリセットする、この負のサイクルから抜け出せた人との関わりを持って孤独感を緩和しながら、自分の人生を生きて、自分が子供を守るという強い気持ちを持って過ごして欲しいと願っています。
諦めないで、誰でも負のサイクルから逃れることは出来ます。
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